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競走馬事業で勝つための手法を決めた話⑨
3、厩舎・騎手等の人間関係を気にしなくていい
本当の馬主になれば「馬と関係者全てで人間ドラマ」があるように、関わる人と関係性ができてしまいます。
人と馬とのつながりや、父・子のストーリーなど、人馬でさまざまな縁があることが、狭い競馬業界の一つの魅力だったりもします。
それがいいと思う人も多いし、壮大な物語が感動を生むことも理解していますが、私はどちらかというと、そういうタイプではありません。
ぶっちゃけ、面倒くさいです。
本物の馬主になると、厩舎とのつながりや、騎手とのつながり、育成牧場とのつながり、その他面倒な対応を全て自分でやらないといけません。
正解がないことの様々な判断も、しないといけません。
一口馬主だと、ほとんど何も選べないのですが、おかげで判断をしないで良いのです。
クラブが存続をかけて仕事をしてくれれば、大外れの判断はしないので、楽ちん。
馬主として自分で選んで責任をとる方法もありますが、ずっとやるのはしんどいですし、クラブにとっての正解を続けてもらえれば70点くらいの精度はあるでしょう。
馬が好きな人は、どんどん自分でやりたがるのですが、私の場合は、馬も好きですが、それ以上に自分の人生が好きなのです。
私は「楽しい人とだけ笑って過ごしたい」ので、「感動はいらない」から、「面倒なことはやってほしい」という考えですから、馬主で色々な人との関わりができるのは好きじゃないですね。
「愛馬を応援するという楽しみ」「時間的な負担や精神的な負担をかけないこと」の両立を目指すし、面倒くさがりの私ですから、本物の馬主は面倒が多すぎます。
本物の馬主ではなく、一口馬主を選んだおかげで、面倒くさいことは避けて、時間を奪われずに、自分が大切にしたいことの為に、時間や能力を使えます。