京都フィナンシャルグループ(5844) +2000円
嫁の実家裏はなぜ値切れたのか?②
指値ができたもう一つの要因は、嫁の実家裏物件は、不動産単体で見た時に「魅力度」が低かったので、買えなくてもいいや!って判断ができたからです。
不動産に魅力がなければ、手に入っても、手に入らなくても、どっちでもいいやって感覚で指値ができます。
私は今まで買ってきた物件でも、魅力だらけでどうしても欲しいものから、まぁ安くなったら買っておこうかくらいのものまであります。
この物件は、分類的に「安くなるなら買っておくか」程度のものです。
裏を返せば「安くならないなら、いらない」ということです。
場所的に客付けも微妙、車も置けない、強みらしい強みが作れない、って感じで、嫁の実家裏という条件がなければ、買わないくらいの物件だったんですよね。
そこで、土地の値段が900万円くらいの場所だったので、そこから建物の解体費を200万円で見積もって、700万円だったら買うという「最低額」を提示したら、「OK」でした。
建物を0円で判断するどころか、まだ使える不動産を「マイナス200万円」の見積もりで値切ったわけですから、ありえない話です。
ところが、「別に買えなくてもいいや」って気持ちであれば、思い切った指値はできるわけです。
そのおかげで、土地の価値が900万円の不動産を700万円で手にできたので、売ったら即利益がでるようなものに仕上げることができました。