【記録】2025年2月17日:+7602円

京都フィナンシャルグループ(5844) +7602円

激安不動産が買えたのは、法改正のおかげか?①

空き家問題が大きく取り上げられるようになって、ある程度時間が経過しました。

社会問題として認識されたことで、空き家バンクであったり、空き家だと確認された場合の固定資産税がアップする仕組みに変更されたり、色々動きがありましたよね。

その中で、空き家が空き家のまま放置される原因の一つに、仲介手数料が安すぎるという問題がありました。

物件の境界を探ったり、周辺の住民から聞き込みをしたり、過去の資料を集めたり、問題点をリストアップして契約書をつくっていき、買主が損をしないようにするという、地道で大変な作業を不動産屋はしないといけません。

消費者保護目線の強い日本では、自己責任論があまり浸透しておらず、かなり買主に有利です。

なので、とにかく後から問題点が見つかって争いになった時に、不動産屋の立場は非常に弱いのです。

そこで、調査をちゃんとやっていくことで、リスクを回避したいのですが、今までの報酬ではとてもやってられないのです。

安い物件だと、5万円の手数料なんてこともあるからですね。

そんな低額では、書類を作成するくらいしかできないでしょう。

そこで、法改正が行われて、800万円以下の物件は30万円の仲介手数料が取れるようになりました。

売主・買主のどちらからも手数料がもらえれば、60万円をもらえるようになったのです。

小さな物件を、業界初心者の新人くんにやらせて、仕事が遅くても1ヶ月くらいで下調べをしてくれれば利益が出るラインになったと言えます。

積極的に取り組むほどではないけども、従業員を育てつつやることを考えれば、小さいやつを扱ってもいいかな?と不動産屋さんに思わせるくらいには、手数料がアップしましたよね。

これにより、まだ市場に眠る積極的に売買されていなかった激安不動産が世の中にでてくるのでは?という話がでてきているんですよね。

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