三井住友FG +15万9800円
暴落に対する備えについて②
10年に1度くらいしか、暴落というのは起こりません。
その間に、空売りの玉をもっているということは、ほとんどの期間で持っている株が値上がりしていきます。
株式市場とは、緩やかに右肩上がりで成長するものだからです。
すると、含み損が増え続け、株価が下がらなくとも、建てている玉に対する金利でずっとマイナスが積み重なり、さらには空売り玉の信用保証枠分の資金拘束と、値上がり時の損失に対する資金拘束があります。
その中でも、3000万円近いお金が、金利だけかかって寝てしまうというのが一番問題でした。
3000万円の現金があれば、少なく見積もっても500万円ほどの収益が1年で上がります。
500万円の利益を捨てたうえに、株価が上がることで含み損が増える値上がり損、空売りを持っている金額に対してかかる金利損も受け続けると、ものすごいマイナスが計上されていきます。
失ったお金から生まれるはずだったお金全てを失っていることになりますから、複利の力を考えれば無駄がかなり多いということに気がつきました。
複利の効果も考えると、いつ来るかわからない暴落に備えて準備するのは、本当によくない出費だと感じましたね。
10年間の無駄な時間を過ごすよりも、暴落はチャンスとして買い向かえる準備さえしてしまえば、受けてしまえばよいというシステムに変更したわけです。