開発コード 緑内障治療剤(K-115) から、緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)へ
私が次へ進む為の土台や基礎と言った表現をする
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)について、
私なりにまとめてみました。
歴史
2002年 9月 興和株式会社と緑内障治療剤(K-115)の開発および実施契約を締結
クスリが世の中にでるまでには、やらなければいけないことがたくさんあり、莫大な費用がかかります。
そこで、DWTIは開発がうまくいく度にお金をもらう、
うまくクスリになったら売上に応じてお金をもらう、
そういった契約をむすんで、莫大な費用をかける大きなリスクを避けました。
そこでパートナーとなってくれた会社が興和株式会社です。
K-134も引き受けしてくれていますがこの2セットだからこそ
興和株式会社は引き受けてくれたのでは?と個人的には思います。
2006年 7月 緑内障治療剤(K-115)の国内第Ⅰ相臨床試験開始
この手前に非臨床試験というものを経ています。
第Ⅲ相臨床試験までクリアしないといけないのですが、
クリアするたびにクスリとして世の中にでていく可能性が高まります。
もちろん思ったような結果が出ない場合や、想定外の副作用が確認され、
開発中止になることも珍しくありません。
2007年 10月 緑内障治療剤(K-115)の国内第Ⅰ相臨床試験終了
第Ⅰ相臨床試験の終了をわざわざ掲載するのは、
第Ⅰ相の結果をみてそれ以降に進むかどうかの判断もなされるからです。
また、次の第Ⅱ相に入るまでに期間がかなりあくこともあります。
そして、進捗がそのまま利益になるかどうかに繋がる医薬品系のビジネスでは、
投資家の関心がほぼ進捗のIRのみになり、発表があるたびになんらかの動きをするという特性があります。
まだ、この時点では株式市場に上場していないのでもちろん関係ありません。
2009年 3月 緑内障治療剤(K-115)の国内前期第Ⅱ相臨床試験開始
2007年10月に第Ⅰ相が終了してから、第Ⅱ相の始まりが2009年3月です。
株主になると開発が進むのかどうか疑心暗鬼の期間が続くことになります。
その為、かならず期間や、資金については分散することをおススメ致します。
10月 ジャスダック証券取引所NEO(現 東京証券取引所 JASDAQ(グロース))に株式上場
ここで株式が上場され、株価が形成されることになります。
市場は、様々な情報や利害関係の影響を受け、価格をつくりだすことになります。
2011年 1月 緑内障治療剤(K-115)の国内第Ⅱ相臨床試験終了
ついに第Ⅱ相終了にたどり着きました。
結果をみて次の最終ステージに進むか判断されます。
2011年 9月 緑内障治療剤(K-115)の国内第Ⅲ相臨床試験開始
ここのスパンが早いですよね。
こういう違いが株価の形成を変えたりもします。
一喜一憂しても仕方ない部分です。
4月 緑内障治療剤(K-115)の国内第Ⅲ相臨床試験終了
すべてのステージが過ぎ、
データをまとめて厚生労働省に国内製造販売承認申請(適応症:緑内障・高眼圧症)を
行うかどうか決まります。
もともと第Ⅲ相まで辿りついたものに関しては
販売まで到達する可能性が高い為、そうでなかった時のインパクトは、
それ以前のステージで失敗するより大きなものです。
当然株価への影響は甚大ですので、市場から退場にならぬようにコントロールが重要です。
10月 緑内障治療剤(K-115)の国内製造販売承認申請(適応症:緑内障・高眼圧症)
申請です。
もう間違いないかな?という段階です。
薬価についても決まる為、ついに売上についても株価の判断材料へと成り得ます。
2014年 9月 緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)の国内製造販売承認取得
ついに開発コードではなく、名前がつきました。
K-115 → グラナテック®点眼液0.4% として販売です。
12月 緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%)の国内販売開始
そして、販売。
2002年から、2014年12月までの長い道のりです。
私は投資はギャンブルではないと考えますので、この長い道のりを応援できる人が、
信念をもって持つべき銘柄だと感じています。
薬としてのグラナテック®点眼液0.4%/K-115
薬価 → 0.4% 1mL 451.00 円
緑内障治療薬分類 → ROCK阻害薬
化合物 → リパスジル塩酸塩水和物
効果効能 → 次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用できない場合:緑内障、高眼圧症
用法・用量 → 1 回 1 滴、1 日 2 回点眼
副作用 → 充血
副作用でかなり高い確率で目が赤く充血するらしいです。
臨床段階から報告されておりますが承認申請 → 販売の流れからも、
安全性に問題なしの認識で大丈夫でしょう。
現場では、おでかけなどされる2時間前に使うようにオススメされているという話も聞きますので、
2時間程度で元通りになるのであれば、デメリットも感じません。
高眼圧が視神経を圧迫して障害って流れが緑内障の特徴だそうですが、
通常眼圧でも視神経を圧迫されて障害がでる患者さんもいらっしゃるそうで、
眼圧が低いから大丈夫ってものでもないらしい。
患者さんからすれば、既存の薬で効き目がない、薄いのであれば、
選択肢のあることが、メリットだと感じます。
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)売上予想
むずかしい売上予想を、ある程度考えておきましょう。
売上予想の精度が高いことと、株価を当てることは別モノです。
なので、気楽に考察していきます。
2015/12/16 の会社説明会資料では、
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)は10年後、76億円予想でした。
説明会に参加していない為、具体的にわからないのですが、
ロイヤリティーではなく、売り上げだろうなということと、
海外展開ありきの話だろうなということです。
それとは別に、2014/11/10の日刊薬業の業界新聞で記事になっている
興和株式会社、医薬事業部長の白石浩一氏の目標は、
5年で100億です。
5年で100億は、目指したい数字。
10年で76億円は、現実的な数字。
ではないかと思います。
後発品が市場にでるまで、それまた10年以上かかるので、
今現状の緑内障治療薬とのシェア争いですが、それをふまえてのことでしょう。
失明が待っているので、それを避ける為に薬をつかうことは間違いなく、
どれだけ選んでもらえるかどうかがカギになります。
私は、興和の動きが遅いので、10年で50億円予想と低めです。
グラナテックのロイヤリティーは会社を安定させる為の
権利収入的なキャッシュフローだと思っています。
それ自体に期待なんてしていません。
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)について考察
緑内障治療薬の第一選択肢としては、難しいのではないかと考えてます。
売上自体もたいしたことはないでしょう。
それは、それで問題ありません。
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)は、
あくまでこの会社にとって権利収入です。
メンテナンスの必要が無く、売れたら売れた分だけ入ってきます。
その為次のステップに進めます。
最初から自社開発を目指さなかった理由は、
経営の基盤をつくることを優先させた結果だと思います。
経営の基盤ができれば、つぎつぎと市場に新しい薬を提供する自信があったのでしょう。
この薬が上市できれば、勝ち組、できなければ倒産
そんなギャンブルをする必要のない開発力の裏付けだと考えています。
すでに、市販されている2つの薬を創ることに関わり、
K-115を緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)へと、
上市させていることからも、間違いないと思えます。
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)は、土台・基礎です。
緑内障治療剤(グラナテック®点眼液0.4%/K-115)は、開発力の証明です。
だからこそ、私は毎月100万円を投資し続けます。