デウエスタンセラピテクス研究所(4576)IRニュース-募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせがIRニュースに掲載されました。
従業員に向けての発行で、22,783,400 株に対し最大で 1.7%の希薄化のみなので、デメリットは少ないと認識します。
Ⅰ.新株予約権の募集の目的及び理由
中長期的な当社の企業価値の増大を目指すに当たって、
より一層意欲及び士気を向上させ、業績拡大へのコミットメントをさらに高めることを目的として、
当社取締役、監査役、及び従業員に対して、有償にて新株予約権を発行するものであります。
とあるので、業績拡大の報酬としてストックオプションを用意したという認識で問題ないと思います。
また、
当社中期経営計画(平成 27 年 12 月期~平成 29 年 12 月期)にて、
設定しているレンジ売上高の中央値以上の売上高が計上されていることを行使の条件としており、
当該売上高の達成を目標値として設定する内容となっております。
その目標が達成されることは、当社の企業価値・株主価値の向上に資するものであり、
既存株主の利益にも貢献できるものと認識しております。
とあるので、なんでもかんでも発行されるわけではなく、業績とのリンクが明文化されている点も、
評価できるのではないでしょうか。
ストックオプションで頑張るタイプの人間が研究職にどれだけいるのか知りませんが、
ストックオプションを報酬として用意する会社に私は期待するタイプの考え方です。
結果を出した人間が評価され、結果を残せていない人間より優遇されることが経済が健全に活動する為の、
大前提だと思うからです。
募集新株予約権(有償ストック・オプション)って何ですのん?
募集新株予約権(有償ストック・オプション)とは、この場合デウエスタンセラピテクス研究所の、
取締役、監査役、及び従業員が一定の期間内で、あらかじめ決められた価格で自社株式を購入できる権利のことを、
ストックオプションといいます。
成功報酬型の場合だと、歩合を現金で渡すよりも、ストックオプションにすることで、
現金での支給ではないので、現金が手元にある必要が無く、
自分の頑張りで会社から株をもらえ、頑張って利益をだしたら社会から評価されて株価が上がり、
株価が上がった分現金支給よりも得をするって構造になるので、
我々、株主と同じで株価が上がれば得をする為、目線がずれてしまわない。
私はこの目線がずれないってことを一番評価しています。
さぼって楽をしたくなるのが人間ですので、
サラリーマンが平日昼間にマンガ喫茶に溢れている現象が起こりにくいと考えます。
小さな規模の会社ほど、ストックオプションは夢を共有できる素晴らしい制度だと思います。
会社、株主、従業員が同じ夢に向かえることは素晴らしいことだと思います。
ストック・オプションのデメリット
会社、株主、従業員が同じ夢に向かえることは素晴らしいことだと思います。
この言葉にウソはありませんが、もちろん良いことばかりではありません。
まぁ、株主の方もそうだと思うのですが、めっちゃ儲かったらどうです?
利益確定する人も多いと思います。
ご存じのとおり株は、安い時に買い、高い時に売るとようやく利益を手にできるからです。
優秀な人材が、この利益確定により多額の利益を得て、
独立や、また小さい会社のベンチャーに転職してしまうリスクがあります。
現金よりもハイリターンだからこその話ですね。
現金で支給だとこんな思い切ったリターンは得られないですからね。
他には、従業員のやる気をあげる為の内容ですが、
経済が低迷して努力や頑張りが報われないこともあります。
その時にやる気を失う可能性があります。
まぁ、この場合そもそも現金支給だったら賞与がカットされたりするわけなので、
ストックオプションならではのリスクとは私は思いませんが、
もともと持ってた株が下がるっていうなんとも言えない嫌な気持ちは、
確かに独特のものかもしれませんね。
あとは、支給の条件があいまいで不公平を感じる内容だと、
やはり従業員のモチベーションに悪影響なので、
そこをコントロールする必要があること、
あとは、いくら従業員とはいえ、市場に株式がでていくことになるので、
希薄化という心配があります。
まぁ、それについては合理的かつ現実的な枚数しか発行されないので、
じゃぶじゃぶ印刷されるドルや日本円のことを考えると、
ぎゃぁぎゃぁ言う意味が見当たりません。
まぁデメリットはこれくらい。
それに比べてメリットは夢があっていいと思います。