株式投資とは、初心者から始める株の基本
株式とは?
諸説ありますが、
私が株の本質を考える時に、
スッと理解できる話をベースにお伝えします。
東インド会社が、
はじめての株式会社だと言われています。
この頃世界は、大航海時代。
船を出し、香辛料や金や銀、シルクといったものが、
盛んに取引されていた時代。
一回船を出し、
戻ってきたら10倍~100倍の利益だったそう。
ただ、船は座礁したり、乗組員が病気になったり、
帰ってこないことも珍しくなかった。
一発当てればでかい、
なんともロマンのある世界だったのです。
そもそも、自分で仲間を集め航海にでる自営業者もいましたが、
ほとんどが、雇われて旅に出るひとだったそう。
雇う力のある金持ちしか、
船を所有できず、人を集めることができなかった。
そこに登場したのが、
みんなでお金を出し合って、
夢の航海へ船を出す方法。
これぞ株式の始まり。
皆で金を集めて、
出した割合に応じて、
儲けを配るってやり方です。
そして、一回の航海で解散が当たり前だった。
でも、それって毎回人を集めたり、船員を集めたり、船を借りたりしないとダメですよね。
だから、お金を出してる間は、何度も航海にいかせ、毎回利益が出たら配るようになった。
これが株式会社というものの原型です。
ほぼ全額、みんなに配っていたので、
相当儲かったはず。
今の株式の配当とは別物ですね。笑
事業拡大の為とか、
なんちゃらの為とか言って、
お金を会社に残すのが当たり前の時代だから、
今は配当狙いの人間がほとんどいない。
時代が変われば、変わるものです。
株式投資のメリット
私が思う株式投資のメリットは、
お金について勉強することができるということです。
だいたい、みなさんお金の教育っていうのは、
受けてない人がほとんど。
家庭で親が教えるのが基本かな?
学校でも、
社会科の時間とか、歴史でもちょこっと、公民でもちょこっと。
教えてもらえるかな。
日本は、圧倒的にお金に関する知識を教えない国だと私は思います。
余談ですが、
借金は悪のような教え方をされるにもかかわらず、
消費者金融は悪、住宅ローンは普通みたいな感覚を持ってる人が多いです。
どっちが総額大きいですか?ってこと。
そう、経済にとって、誰かが借金するということは非常にいいことです。
そのお金が経済を膨らませる力になります。
なので、私は借金賛成です。
要は使いかた次第。
自分の為ではなく、人の為にみんなが使えるようになれば、
こんな最高のツールはありません。
では、話を戻して、
株をはじめると資本主義経済とはという大きな枠組みがぼんやり見えてきます。
それがまずは始まりでいいと思います。
そこから、企業の財務会計である収支報告なども理解できるようになったり、
その企業の競合が、どこのなんという製品かということが分析できたり、
そういった株式の本質に近づくことができれば、
大きく稼ぐことができます。
やはりメリットは、
お金について学ぶことができるということです。
それには、まず儲ける為に必要な二つの要素を理解する必要があります。
資金コントロール
企業分析
資金コントロールの重要性
私は、この資金コントロールこそ、
生きていく上での大きな基礎になる部分だと思っています。
給料日前にお金の無い人、
また友達にいるのであれば、
わかりやすいと思います。
投資することすら不可能です。
そこで終わり。
入って出ていく⇒当たり前
入るより出る方が多ければ⇒赤字
入るより出る方が少なければ⇒黒字
赤字は、続けられない。
黒字は、続けられる。
で、ほとんどの人が資金コントロールにおいて大きな間違いを犯しています。
入ってくるお金から、出ていくお金を引いて、残った分を貯金や投資にします。
え?間違ってるの?と思った人、お金の勉強が足りませんので、
ここからの話を理解しましょう。
入ってくるお金から、投資するお金を引いて、残った分を消費や節約に回しましょう。
極論をいいましょう。
入ってくるお金から、投資するお金を引いて、赤字でもOKです!!
いつか、入ってくるお金の方が大きくなり、
赤字が続いた期間を吹き飛ばし、
大きな黒字に転換できるからです。
株式のポテンシャルでいうと、
私の言ってることが嘘ではないというのがわかってもらえます。
それは企業分析の時に詳しく語ります。
で、資金コントロールの考え方の一つが、
入ってくるお金から、投資の分を引いて、残った分が貯金や消費というものです。
もうひとつが、時勢。
いわゆるタイミングというやつです。
株式は東インド会社の頃と違い、
分け前である配当が、うんこです。
高配当とか言ってる銘柄でも、
すごくないです。
なので、私は配当で株を選びません。
株の値上がり益で株を選びます。
有名な投資家で、配当で大きく成功した人はいません。
なぜなら、おこぼれをもらうのが配当、
事業と一緒に自分の資産を大きくするのが、株式の値上がりだからです。
資金が10年かけて、10倍以上に膨らむように資金をコントロールしていきます。
それには、安定的に資金を入れ続けられるキャッシュフロー、
お金の流れが必要です。
30万円の収入から、投資に10万円、生活費に10万円、残りを貯金と決めたなら、
サラリーマンほど、次の月も同じようなお金の流れになると思います。
この場合継続的に10万円が投資に回り、
この10万円が雪だるま式に増えていき、
結果収入の項目が大きくなります。
それが私のおススメするドルコスト平均法。
毎月の10万円で積立をすると、
安いときは、数をいっぱい買えます。
高い時は、ちょっとしか買えません。
だから、株が下がってきて損しそうとビビって買えないことがない。
もう高くなったからと言って、買わないって選択肢がないので、
しっかり数を増やせる。
株式の格言に、頭としっぽはくれてやれというものがあります。
一番高い時も、一番安い時も、
どれだけ研究しても、誰にもわからないから、
欲張ってそこを狙うなとの格言。
それを意識せずに出来てしまうのが、
積立投資のいいところ。
資金を分散するのではなく、
タイミングを分散するのがおススメです。
企業分析
素人の投資家が一般的にやってしまう大きな間違いは、
すでに知っている会社に投資をしてしまうこと。
それは、分析を放棄し、
安心感という無駄な感情に支配され、
現実が見えていない人のすることです。
株式投資で一番重要なことは、
成長性です。
なぜなら、あなたの資産は事業に投資していて、
企業の事業が成長するのに合わせて、
あなたの資産が成長するからです。
あなたも知っているような企業は、
おじいちゃんです。
おじいちゃんは、
成長して衰退する、
衰退期です。
その企業に投資するということは、
一緒に資産を衰退させる選択です。
1000億円使って、1億円しか利益のない企業をどう思いますか?
1億円も儲けがあるのか!!と思いますか?
桁に騙されてはいけません。
1000円も使って、1001円にしかできない能無しです。
規模が大きければいいなんて話ではありません。
何か間違えて赤字になったら、
簡単に、何億も損失を出します。
儲けの割にリスクの大きい、
だかいだけで、運動神経の悪いやつみたいなものです。
もうわかってもらえたでしょう。
企業は利益率!!
そして、今スリムかどうかが問われています。
私が尊敬する、カリスマ、ウォーレンバフェットは、
安全域という言葉をよく使います。
成長しきった企業は、
おじいちゃんです。
お金を預けるのに安全域は広いですか、
狭いですか。
お父さんにお金を預けるのはどうでしょう。
私は、お兄ちゃんに預けるのが好きです。
お兄ちゃん企業は、熱意があって個性があって、
これからの伸びしろが感じられます。
その中でも、
才能があるお兄ちゃんをみつけます。
それが私の企業分析。
お兄ちゃん企業は、
まだ評価されてませんので、
安く買えます。
最悪お兄ちゃんがダメでも、
大した損失になりません。
私にとっての安全域とは、
この部分です。
伸びしろより、
今の価格から下がる幅の方が、
圧倒的に小さいなら、
何もビビらず投資できる。
伸びしろがないのに、
今の価格から下がる幅の方が、
大きいならわずかな可能性にかけるなんて馬鹿はしない。
それが私の安全域の考え方です。
企業分析が重要とは、
伸びしろがそもそもわからなければ、
安全域の考え方がままならない。
だから、こうなったらここまでいくだろうという、
伸びしろの判断が投資家の投資力になります。
あとは、資金をたくさんいれればその分儲かります。
でも、そこは投資力ではなく、
単なる財力です。
財力は不平等です。
最初から1億もってるやつもいれば、
0円からのやつもいる。
そこは重要ではなく、
投資力が重要。
なんせ、投資力次第で、
あなたの資産は2倍速で増えるのか、
4倍速で増えるのか、
8倍速で増えるのかが決まるからです。
今、無いお金について、
愚痴愚痴いう人間は嫌いです。
私も何ももってませんでした。
でも、今は年収も同世代平均の4倍、
資産も同世代平均の10倍です。
それを達成できたのも、
株式という制度があったおかげだし。
それを利用して大きくするストーリーを分析する力が、
投資力があったから。
企業分析は、本当に重要。
ここでは考え方を教えてますが、
それが本質です。
正直分析の仕方なんて、
正解があるわけじゃない。
だって投資力ですよ。
人によって力が違うので、
分析を教えてもらっても、
結果は違います。
人に頼るなら、
株式投資は100パーセント失敗します。
失敗するまでやってしまうしね。
自分で考えた結果でしか、
投資力は磨かれません。
簡単なことをやれとバフェットはいいます。
チャート分析なり、
なんちゃら分析なり、
なんでも考えられます。
それは統計学という、
ジャンルであって、
だいたいこうなったら、
こうなる可能性が高いというだけの話。
そんなもの必要ありません。
企業の製品・サービスは、お客様に選ばれ続けるものなのか?
選ばれ続けた場合、違う会社も真似をしてこないか?
その製品サービスは、誰が売っても同じように売れるのか?
そういったことを細かく見ていきましょう。
株を買うのではありません。
企業の一部を買っているのです。