億万長者になる為のドラッカー経営学〜イノベーション〜
イノベーション。
単なる技術革新だとしか、自分の認識にはなかった。
インターネットとか、本当にわかりやすい技術革新だと思うし、まさしくイノベーションだと思っていた。
イノベーションとは、新たな満足を生み出すこととドラッカーは、言っている。
技術革新がなくても、イノベーションなのだ。
新たな価値を提供できればイノベーションなのだ。
少しばかりユルイ気もするが、モノが売れる時を考えればなるほどと思う。
わかりやすいモノが、木炭ですよね。
木炭を最初に作った人は、まさしくイノベーションを起こしている。
それまでになかった、火を長時間提供し、なおかつ安定した温度に出来るようになったからだ。
技術革新だといえる。
でも、最近もういちどブレイクした。
理由は、脱臭効果だ。
木炭は、匂いを吸収出来るのだ。
木炭を発明したわけでは無い、むしろ衰退している中で使う方法を変えた。
使い道でイノベーションを起こしたのだ。
イノベーションとは、単なる技術革新ではないと理解できる。
新たな満足を生み出すことは、既存の技術・商品で可能なのだ。
何も難しく考える必要はない。
例えば、イノベーションには発明・技術が必要だと考えている経営者は、研究開発に莫大な投資が必要になるし、モノづくりこそがイノベーションであると、製造業の開発部門が中心となって躍起になる。
ガチガチに凝り固まった思考になりがちでロスも多いだろう。
でも、ドラッカーの考えであれば社会をより豊かにすることは、イノベーションなわけです。
企業のあらゆる人材、部門、活動が起こせるものであり、既存の商品でも新しい意味を示せばイノベーションであり、社会・経済のあり方を変えるイノベーションもある。
柔軟性があって、難しく考えないところがいいですね。
ただ、既存商品の別の用途や組み合わせはイノベーションを起こせても、別の企業に盗まれて終わる気がします。
利益だけを追求しない顧客のニーズを満たす考え方としては、あっているんでしょうけど事業者としては、疑問がないわけではないですね。
顧客の創造に必要なのは、生産性の向上をともなったマーケティングとイノベーション。
有名な人や、成功者が言うことは、シンプルで当たり前のことです。
できるかできないかで差が出てきて、言ってる本人達はできるんです。
教えられたりする自分達ができてないのは、本質を理解できていないんでしょうね。
経験を積んで、自分の口から当たり前のことを言えるようになった時はある程度できる人間になれているのだと思う。