京都フィナンシャルグループ(5844) +1万4000円
マイルド地上げ屋⑥
相続は「困った不動産」が生まれる瞬間でもある。
その時に役立つ企業でありたいとも思い、マイルド地上げをやっていっています。
相続、、、親世代にとっては大切な自宅でも、子ども世代にとって同じ価値があるとは限りません。
すでに自分の家を持っている。
仕事の都合で別の地域に住んでいる。
家族で住むには狭い。
古いので大規模な修繕が必要。
こうした事情が重なると、「相続したけれど、どうしよう」という不動産が出てきます。
私は、そういう不動産の受け皿になりたいと思っています。
安く買い叩きたいわけではありません。
相続した側にとっても、「この家をどうしよう」という問題を終わらせることができる。
そして街にとっては、空き家として放置される可能性を減らせる。
私がいたことによって、罪のない不動産が次に活かされ、新しい人が住んで、地域が活性化すればと思うのです。
最終的には「大きな不動産」として街に戻す。
私がやりたいのは、土地を集めることそのものではありません。
集めた不動産を再生させることです。
古い狭小住宅が並んでいる場所でも、一つひとつ取得していき、いつか隣同士をまとめられれば、大きな不動産として再生できる可能性があります。
小さすぎて使いにくかった土地。
古くなった住宅。
相続しても子どもが住まない家。
そうした不動産を少しずつ引き受ける。
そして時間をかけて一つにして、次の世代が使える不動産へ変えていく。
20年後に答えが出る不動産再生を今やっているような感覚ですし、不動産が高い買い物だからこそ、地道にコツコツいくしかないとも思っています。
隣が5年後に売りに出るかもしれない。
30年後かもしれない。
私が生きている間には売りに出ないかもしれない。
でも、それでいいと思っています。
急いで土地を集めるのではなく、今住んでいる人の生活が終わるまで待つ。
そして自然なタイミングで売却の話が出たときに、「それなら私が買います」と言える状態にしておく。
1軒買う。
きれいにする。
貸す。
隣が売りに出るまで待つ。
売りに出たら買う。
そして2つを1つにする。
さらにその隣まで取得できれば、もっと大きな不動産になる。
そんなことを10年、20年と続けていけば、今とはまったく違う街並みになっているかもしれません。
地上げ屋のように急いで土地を集めない。
誰かを追い出すこともしない。
ただ、必要とされるタイミングが来るまで待つ。
そして役目を終えた小さな不動産を引き継ぎ、もう一度価値のある不動産として街に戻す。
そう、私はマイルド地上げ屋となり活躍することを考えて、不動産を購入していっているのです。