京都フィナンシャルグループ(5844) +3570円
第8期(2025年6月末日)決算について②
今回の決算が赤字になった要因ですが「減価償却費」という経費です。
¥-2,551,697の赤字のうち減価償却費は、¥2,423,825ですから、ほとんどが「減価償却費」だということがわかります。
ちょっと難しい言葉ですが、簡単にいうと「建物や設備の価値が年々下がっていく分を、経費として計上できる仕組み」のこと。
私はこれまで、不動産を買ってリノベーション(再生)する事業をやってきました。
その過程で向日市の不動産を無理してでも買うことを継続してきたので、建物の価値が積み上がっています。
その建物は、時間が経つと価値がなくなるという計算をしてくれるので、減価償却費という経費が生まれます。
建物をたくさん買い集めている私は、減価償却費も大きくなり、結果として利益を帳簿上は圧縮できるんですよね。
木造住宅が吹っ飛んで消えたわけでもないのに、4年で価値を0にするというルールがあるおかげで、価値が吹っ飛んでいるわけでもないのに、帳簿上は損をしたことにしてくれます。
リノベーションした部分は、木造建築として22年で減価償却してくれて、帳簿上は損をしたことにしてくれています。
私は減価償却費が大好きで、減価償却費のことを「魔法の経費」と呼んでいます。
向日市を集めて、向日市を幸せな住民で溢れる街にしたいという野望を達成するのに、こんなに都合のいい制度はありません。