億万長者になる為のドラッカー経営学〜マーケティング〜
モノを売るという事を生業にしている俺にとっても、事業家を目指す俺にとっても、マーケティングは避けて通れないテーマになる。
マーケティングに関する本は結構読んだし、いろいろ考え方があるので面白いとも思う。
ここでもドラッカー先生は、当たり前の事を言う。
真のマーケティングとは、顧客のニーズを満たすことだと。
巷のマーケティング本は、こうすれば売れる、ああすれば売れると、小手先のテクニックをいろいろ書いてしまっているが、本質を理解出来ない人には長期の成功は無いし、大きな成功もないと思う。
例えばマーケティングをモノを売ることだと考えよう。
要は自分達は、売る側であるという意識で行動したとすればです。
何が売れているか調べたり、何を売りたいかで考えたり、どうすれば売れるかを考えたり、データを分析して何とかしようとする。
これはこれで間違いだとは思わない。
でも、最初のステップではないと思う。
ドラッカーの考え方は、マーケティングとは顧客のニーズを満たすことだということなので、人々の自然なニーズに合わせて商品を提供すればおのずと売れるはずということです。
顧客は何に満たされていないのかを探るし、顧客は何を買いたいかを探るし、顧客が必要とする価値を探るし、社会の現場に足を運んで観察することが重要だと考えるはず。
モノを売ることの発想は、間違いじゃないと思う。
でも、その前には顧客のニーズを満たすことが先にこなければダメだ。
今の上司が言っていたんですが、会社から布団を売れと言われれば売るし、会社から30万円の浄水器を売れと言われれば売るし、するしかないなら売れる方法を考えると。
これがモノを売るということ。
でも、会社という枠を飛び出した事業者が考えるべきことは、まずはファンを作ること、作る為にファンのニーズを満たすことです。
満たすことができるサービスや、モノができたならば、やっと売る側の考えになればいい。
究極は、売ることを考えなくても強烈なニーズを、強烈に満足させることができるなら、モノは自然に売れるのだ。
マーケティングの理想は、売り込みをしなくても売れるというスタイルだ。
そんな仕組みを作れれば、社会のニーズを満たしてどれだけの成功と成長がそこにはあるだろう。