丸紅 +0円
三井住友FG +6万2931円
となりの物件を買うことになるまで④
また、
私が買うような小さな物件を相続でもらった子供さんは、すでに40歳〜60歳ですので、亡くなった両親とは一緒に住んでおらず、独立して、結婚して、別の場所にマイホームを買って暮らしています。
いわゆる実家にあたる家が「大人3人で暮らすには狭い」ので家を出て、独立されているんですよね。
その狭い実家を相続したところで、別のところに家を買って暮らしていたら、もういらないんですから、人に貸すか?売るか?という選択になります。
そうなると、ほとんどの人は売るという選択肢を選びます。
貸すという選択肢を取れる人は、すでに不動産に関わる仕事をしているか、前々から興味があった人に限られます。
相続した実家を人に貸すとなると、400万円〜500万円かけてリノベーションしないと、築50年前後のボロ家になっていますから、借り手がいません。
今まで、不動産を仕事にしていない人が、400万円〜500万円かけてリノベーションして、賃貸として人に貸せるか?というと、難しい話です。
今まで興味もなかったことを、貯金から400万円以上出して、試す人はいないですよね。
どうしていいかわからないし、リノベーションを任せられる業者も知りませんし、本当に賃貸できるかもわからないし、貯金が減るのも嫌ですしね。
親から無料でもらった不動産なので、あまり欲がある人も少ないし、狭くて安くでしか売れない不動産なので、安く市場に出てくるわけです。